どうも!MIZAR代表の中村です!
このオンラインショップ兼ホームページにお越しいただき誠にありがとうございます。
この記事や過去の記事を熟読されたアングラーさん=MIZARのファンの皆さんは間違いなく【正しい知識】や【正しい理論】、【正しい解釈】を身に付けることが出来ます。
そして・・・
アナタの釣りが今までよりも、もっと楽しい趣味になる!
そう考えて、代表中村が自信満々でお伝えします。
釣り初心者~中級者、また上級者に至るまで・・・
今回の記事は釣りメーカーから発信される事が無い?であろう貴重であり、また真実であり、釣りを趣味とされる全てのアングラーさんの【釣り竿選びの基準】となる大事な内容となりますので・・・
長文を読まなくなった現代人のアナタも!しっかりと熟読していただけると幸いです。
ロッドを選ぶ時・・・・
何を基準に選び、購入しますか?
これは、人それぞれです。
① 見た目(ビジュアル)
② 性能
③ 扱いやすさ
④ 流行り
⑤ 誰かのおススメ
⑥ 価格
自分を含め、これらでロッド選び購入する事がほとんどですね。
さて、今回は①ビジュアル④流行り⑤誰かのおススメ⑥価格 これだけでロッドを選ぶ方はこれ以降の記事は読むだけムダな時間となります。
これは『見た目のカッコ良さ等だけでロッドを選ぶな!』と言っている訳ではありません!
趣味の釣り、趣味の道具等・・・
※自分が満足できるモノであれば誰が何と言おうが自分が満足できるモノを使う事を強くおススメします!
という事で、②性能 ③扱いやすさ を基準に、それに加えビジュアルの良さ等他の要素をロッド選びの基準としているアングラーさん、即ちロッドの性能を一番に求めているアングラーさんにお伝えする内容の記事となります。
本題に入ります
ロッド選ぶ基準 ③の「扱いやすさ」とは??
良く、『このロッドが扱いやすくて好き!』というフレーズを聞きますが、ではなぜ?扱いやすいのでしょうか?
おそらく『扱いやすい』理由を具体的に理解されているアングラーさんは少ないかと思います。
漠然と・・・
『振り抜けが良い』とか『取り回しがしやすい』『リグ操作がしやすい』といった漠然とした感覚だと思います。
これはこれで全く問題ありませんが・・・
詳しくは後ほど説明します。
次!
ここから今回の記事のキモとなる重要な内容となります。
ロッド性能を評価する要素
① キャスト性能・飛距離・精度
② 破断強度・粘り
③ 反発力・復元力(速度)
④ 重量
⑤ 感度(反響感度・荷重変化感度・目感度)
ロッド性能を評価する要素に影響するもの
① ブランクス線径・テーパ形状(マンドレル)
② プリプレグ(カーボンシートの種類)
③ カーボンシートの巻き方(構成・厚さ・方向)
④ ガイドの種類(径・材質・位置・数)
⑤ ロッドのパーツ構成(リールシート・エンドグリップの長さ、各パーツ等)
ざっくりと書き出したので抜けがあるかも知れませんが、先ずは以上の事をしっかりと頭にインプットして続きをお読みください。
ロッド性能の考え方と引き出し方
上記をふまえ性能を発揮させる為には・・・
◎対象魚・重さ・ファイトの強弱やファイトの種類・取り込み方法
◎釣り方・バイトを得るときのロッドの状態
◎ルアーの種類・重さ・メインとするアクション
◎フッキングさせる方法・強さ・種類
◎キャスト性能・飛距離・精度・個人の体力・能力
以上を考え、様々な対象魚や釣り方に合わせた要素を取捨選択しながらロッドに反映し、【性能】を引き出します。
また購入する時に考えるべき事項でもあります。
ハッキリ言ってここ迄の内容を理解するのは難しく、初心者~中級者の方は理解しなくてもOKです。
そして確信の部分に突入します!
先に挙げた②『扱いやすさ』③『性能』の根源となるものは?・・・
正しく、解りやすく言うと
はい、ロッド性能や扱いやすさの大部分を占めるのが👆これ
ロッドの曲がり方(ベンドカーブ)
これで全てが決まると言っても過言ではありません。
このベンドカーブも綺麗に曲がるとか、2段階ベンドカーブとか・・・
この曲がり方が最高!というモノは存在しません。
それも先に挙げた様に対象魚・釣り方・ルアーの種類・バイトを得る時のロッドの状態等々によって求められるベンドカーブは違うという事です。
例えば・・・
アジングにはこの曲がり・調子が最高!とはならないという事です。
使用するリグが0.5gなのか1gなのかで変わってきますし、アプローチの方法や食わせる時のアクションによっても変わってきます。
最新高弾性カーボン使用ロッド=良いロッドという落とし穴
さてさてここから更に辛辣で真実の内容をお伝えします。
ロッド(ブランクス)性能は曲がり方が全てです。
しかし・・・
以前、私自身も陥っていた思考・・・
『高弾性40tカーボンのロッドだから最高!』みたいな思考・・・
みなさんも👆こんな思考になってませんか?
ここで知っておいていただきたい知識として
高弾性カーボンロッドの特性
◎軽い
◎脆い
◎曲がり難い
◎反発力が強い
簡単に解りやすく説明すると👆こうなります。
確かに単に軽くて硬いロッドを作るならば『高弾性カーボン』一択ですね。
しかし・・・
そうではないからアジングには『ソリッドティップ』が穂先として使われているのです。
高弾性カーボンではアジングに必要なティップの曲がり方を作ることが出来ないのでソリッドティップやチタンティップが必要となってきます。
更に・・・
ブランクス自体も・・・
繊細なアジングにおいて荷重変化感度を引き出す為にはベリー(ブランクスの真ん中辺り)~ティップにかけての一定の柔軟さが必要となります。
要するに・・・
言葉は悪いですが私の主観でアジングにおいて・・・
高弾性カーボンだけ使用した硬いロッド=荷重変化感度の少ないゴミロッドとなるのです。
まとめると・・・
様々な釣りがあり、それぞれに必要な性能、曲がり方があります。
なので高弾性カーボン=最高!というのは間違った認識だという事です。
一番大事であり、アングラーさんに認識してもらいたいのでもう一度・・・
ロッドの良し悪しは
【曲がり方】が全て
ここをしっかりと認識しましょう!
なので、対象魚や釣り方等によっては30tや35t更に低弾性15tのカーボンをコンポジットして作ったブランクスの方が良い場合が沢山あります。
何も考えず高級食材を何でもかんでも「おでん」に入れるのと同じ・・・
美味しい訳がありません・・・
どんな食材でも使いどころというモノがあるのです。
では何故、私を含め高弾性カーボン=高性能という認識になってしまったのか?
これはいつも言っている「メディアの悪影響」であると感じます。
『高弾性○○カーボン使用超高感度ロッド!』
『今回のロッドはオール40tカーボン使用のハイスッペック!』
こういった謳い文句によってアングラーは高弾性=良いモノと盲信する訳です。
作る側、売る側においても、こういった当たり前のロッド性能の根源となるベンドカーブ、それぞれの釣りに必要な曲がり方を知らない。事が多いと感じます。
取り敢えず『高弾性40tカーボン使用!言うとけば売れるっしょ!』みたいな・・・
感度というモノは数字で表すのが難しく、また海の状況やバイトの質はいつも同じではありません。なので感度の良さというのは解かり難いモノです。
『言われてみれば・・・感度がいいのかな?』
といった感じになるアングラーは多いかと思います。
そもそも・・・
ある程度のブランクスであれば、その【感度】を向上させるのにブランクス以外の要素が大きいという事すら知らないのでは?と思う情報発信を目にする事がありますね。
『高弾性=高感度』これしか発信する知識も無ければ理論も無い情報・・・
更に言うならば・・・
アジングにおいてバイト感度なんてモノは6フィート以下のロッドであれば誰でも3千円の格安ロッドで十分に感じることが出来ます。
その感度最高!と謳う理論、『高弾性=高感度』さえも私からすれば底辺の理論であり、その先の奥深い話をすれば、それを簡単に覆す理論も持っています。
ま、どんな釣りにどのような性能が必要か?様々な種類の感度をその釣りで得る為に何が必要か?その理論、知識が無ければ作りようがないので仕方ないのかもしれませんが・・・。
最後に・・・
ロッドの性能を本当に理解するのは難しいモノです。それがミニマムな世界になればなるほどその違いは解りづらくなります。
なので、ロッド性能が解らないうちは【性能】ではなく【好み】を優先してロッドを選ぶ事をおススメします。
私はロッド性能に自分を合わせるようにしています。
ハッキリ言って・・・
扱いやすいロッドや持った時の軽快感が良いロッドは山ほどあります。
しかし、【性能の高さ】を理解しているので【好み】ではく、【性能】を重視してロッド選び使用していますね。
色々と書きましたが、皆さんにお伝えたい事は小難しい知識や理論ではありません。
【誤った情報に惑わされムダに大金を使い残念な思いになる・・・・】
これは私自身が何度も通ってきた道です。
こうなって欲しくないので伝えさせていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が為になったと思った方!!!
オンラインショップでワームの1袋でもお買い上げいただければ幸いです。
ウソです!
MIZARは本気でアングラーさんと向き合い正しい情報を提供します。
MIZAR 代表 中村 剛士
4件のコメント
杉本 様
いつもMIZARを応援いただきありがとうございます!
ロッドビルドをされている自体、『性能』にも重きを置いていると思いますよ。
既製品ロッドが全てダメだとは一切思いませんが、あまりにもそのロッドと売り文句にギャップがあるモノが多いと感じます。
また、大袈裟にユーザーを煽り散らかして売ろうとするのも一人のアングラーとして大嫌いなやり方ですね。
ただ、私もですが商売なのでそういう事は仕方ない部分でもあるとは思います。
なので、我々ユーザーが『鵜呑み』にしない、『売る為の戦略』という事をしっかりと認識しておくことが重要かと思います。
色んなメーカーが『ショートチタン』にする理由は・・・
①本来のチタンティップの優位性を知らない
②ショートチタンにしないと、感覚的にダルく感じ、売れなさそう
勝手な私の憶測ですが多分、そんな感じだと思います。
コメントありがとうございます。
海猿さん、中々為になるお話でした😊
自分は下手くそだけどアジング大好きで、でも自分の拘りはやっぱ自分の大好きな拘った唯一無二のお気に入りのロッドで釣れても釣れなくてもアジングやるのが楽しいですね!!でも自分でロッドビルドする時はやっぱり1にデザイン、2にロッドバランス、極力頑張って軽量化って感じのイメージでやっちゃったりしてます(^^)
自分も既製品の何度も何度も買って失敗?してます。釣具屋で握ってみると「おー良いなこれ」って買って実際現場でリール付けて振ってみてアジング始めたら何だコレってのありました。21コル◯チタンティップなんて本当ゴミでした。YouTubeで超高感度流石チタンティップとかやってますけど全て嘘、自分はこれ買う前に5917の20センチチタンをメインロッドとして使ってた為、このコルトの10センチのチタンティップの無意味差が使うまでわかりませんでした。(YouTubeの評判にやられた)(笑)😅 何でもチタン付いてりゃいいってもんじゃ無いです。あれならソリッドの方が全然使えると思うし、今回の海猿さんのおでん🍢の例え話わかりやすかったです!!お疲れ様でーす😊
六井さん
為になったと感じていただけたなら嬉しいですね。
ありがとうございます。
為になる話しありがとうございます。