関東の変態アングラーにより・・・
超弾性チタン形状記憶合金が世界で初めてルアーロッドに搭載された・・・
2013年春・・・
↑ 大公開!世界初のチタンティップアジングロッド
現在はこんなリールシートは多いが当時はこんなコンパクトなリールシートは既製品ロッドでは皆無。当然チタンティップロッドは既製品で存在しない時代。
はい、MIZAR代表の中村です。
あれから10数年が経つ。
この間、様々なブランクスを使用し、様々な『長さ』『テーパ』『線径』『形状』を試行錯誤しチタンティップロッドをビルドしてきた。
ティップ交換リビルド・ブランクス交換リビルドを含めると100本以上のチタンティップロッドを製作。
そして色々な状況で数万匹のアジを実釣。
また、当時は【ロッドビルド】というモノは超マニアックな世界であり、敷居が高く、一般アングラーでロッドビルドをしているアングラーは極僅かであった。
そして海猿が【第1次ロッドビルドブーム】を巻き起こす。
要するに・・・
MIZAR代表の中村が世界で一番チタンティップロッドの性能について理解している。と自負。
それはあくまでも【性能の理解】の部分であり、ロッドビルダーとしての技術は2流であることも伝えておく。
胡散臭い自慢話はこれくらいにしよう。
昨年頃から【第2次ロッドビルドブーム】が到来し・・・・
最近、アジングにおけるチタンティップロッドの優位性や性能について今一度伝える必要があると感じる。
何故か?
ここ数年で既製品のチタンティップロッドが販売されたりする中で、ワケの解らない理論やデタラメな情報により、アングラーが【間違った認識】を持ってしまっている。
と感じるからである。
という事で、この記事含め2部~3部に連載して
【チタンティップロッド性能】
について書きたいと思う。
さて、このチタンティップロッドの性能についてしっかりと正しい認識をしていただく為に、大前提から説明する必要があるだろう。
【性能の理解】
先ずはここから・・・
物や道具の性能を判断する為に絶対に必要な事がある。
それが
①【正しい使い方】
である。
解かりやすく例えるならば・・・
◎私が使っている現在の携帯電話、色んな性能が搭載されているハズなのだが、基本、通話機能と画像撮影、メール機能、Google検索機能くらいしか使っていない。
なので、この高価な携帯電話の性能を実感することが出来ない。
◎最高級の切れ味の包丁を購入して・・・
毎日、ジャガイモを切るだけで使っていればその包丁の性能は理解できない。
◎最高級のオフロード性能を搭載した4WD自動車
毎日の通勤でしか使わなければその性能は理解できるはずがない。
その【使い方】や認識が間違っていると、その道具の【真の性能】が理解できないという事を先ずはしっかりと認識することが重要である。
②【性能と感覚の相違】
正しい使い方やその性能の認識が誤っている場合に起こる現象がある
それが【性能と好み】の混同である。
良く目にするのがロッドを持った時の感覚、振った時の感覚で性能と感覚を混同してしまい、性能の判断を誤るアングラーは多い。
これは自分自身も陥った経験があるので良く解かる部分。
店頭でロッド振ってみた時・・・
『なんか良さげなロッドだな!』
と感じ、実際に使ってみると全く話にならない事が多々あった。
これが【性能と感覚の相違】である。
真の性能が理解できない事で....
『良く解からんけどこっちの方が使いやすい』
『良くわからんけど皆が良い!といっているから・・・』
性能の判断ができずに【好み=性能】となってしまうアングラーは多い。
勘違いしてほしくなところで・・・
【好み】で道具を選ぶことを否定しているワケではありません!
趣味の釣り、自分が好きな道具を使う事でその趣味は更に楽しくなる。という事は十分理解した上での話しです。
チタンティップロッドの性能
このお題なので【性能】についての説明という事です。
【性能というモノを理解する重要性】
今回の記事ではロッドに限らず物・道具等の性能を正しく判断する為に必須な事をお伝えしました。
肝心な【チタンティップロッドの性能】については次回の記事にて詳しく説明します。
最後までありがとうございました。
MIZAR 代表 中村 剛士