第2話の 2.魚食傾向と魚の状態を考える

第2話の 2.魚食傾向と魚の状態を考える

どうも!

MIZAR officialブログ

【アジングの向こう側】へようこそ!!

 

このブログはルアーフィッシングに限らず、『釣り』が更に楽しくなるような内容で発信します。一時的にアングラーを煽るような楽しみ方、『こうしたら釣れる!』や、『このルアー最強!』といったメーカー商品の宣伝、根拠の無い理論等は一切発信しません。あくまでも『釣りを楽しむ為の真実』を発信します。

妄想や思い込みで楽しみたいアングラーさんは、そっとページをお離れ下さい。

本題に入ります。

今回の内容は前回記事の

 第2話 【釣れない理由を正しく知る】

  1. 釣れない理由・釣れた理由
  2. 魚食傾向と魚の状態を考える
  3. 人間の心理と業界

このうち2を解説します。

2.魚食傾向と魚の状態を考える

ルアーフィッシングの対象魚は様々です。

そこで考えてもらいたい1つが、今その狙っている魚の『食性』です。

◎普段その魚はどんなモノをメインに餌として捕食しているのか?

普段、魚や動きの多いモノを餌としている身近で代表的な魚のシーバス。

また、季節等により小魚を盛んに追う状態の鯛やチヌ、アジ等々・・・・

魚食傾向の強い魚(シーバス・青物等)

魚食傾向の弱い魚(鯛・黒鯛・鯵等)

メバルは中間的な存在か??

その魚の魚食傾向の強さによって捕食する要件が変わってくると考えています。

黒鯛(チヌ)で考えると解りやすい。

黒鯛の釣り方は様々であり、20年前までは繊細な釣り、フカセ釣り・落とし込みやダンゴ釣りが主流であり、当時はルアーで黒鯛が釣れる事が信じられない釣り師が多く存在していました。

魚は餌だと認識して口を使う理由(要件)の比率が変わるという事です。

ここで少しお勉強!

魚は何をもって餌だと認識し、捕食するのか??

魚が餌だと認識し口を使う要件

  1. 動き(側線器官・視覚)
  2. (内耳・側線器官)
  3. 嗅覚(側線器官・嗅板)
  4. 味覚側線器官・嗅板)嗅板は人間の味蕾に相当
  5. 色や形(視覚)

学者ではないので誤っている事もあるかもしれませんのでご了承下さい。

魚が捕食する要件を踏まえた上で・・・・

私は魚食傾向(フィッシュイーター傾向)の強い魚ほど

1.動き(側線器官・視覚)をメインとし捕食し、フィッシュイーター傾向が低くなるに従い2~5を捕食要件としていると考えています。

 

ルアーフィッシングの対象魚は?

 さて、ルアーフィッシングは言うまでも無くルアーの【動き】によって成立している釣りであり、ルアーが全く動かない状態で魚が釣れる事はほぼありません。

よく『動かさない釣り』と表現していることがありますが、それでも水中の水流等で僅かにルアーに動きが出ているので『動きが少ない』方が良いというだけです。

 

ルアーフィッシングの対象魚は動く餌を好む

はい、ルアーフィッシングの対象魚は『動き』によって餌だと認識して口を使うという事は伝わりましたでしょうか???

さて、ここからが本題です。

アジングは?・・・・

 魚食傾向が決して強いとは言えないアジ。

しかし、我々がアジングの対象として釣っているアジは殆ど全てが『動き』に反応し餌だと認識しアジが口を使っています。

色や形はあまり関係ないという理由ですね。

アジがこれまで生きてきた中で見たことも食べたことも無い色や形のワームやルアーで釣れるという事はそういう事です。

管釣りのスプーンでも釣れるアジ👆

 だだし・・・・

『魚食傾向の低いアジ』は【動き】ではなく、臭いや味覚、色や形が捕食の要件となる【状態】になる事があります。

俗にいう・・・『居ても食わない』状態がこの状態。

こういった『居ても食わない』状態で我々アングラーがやる事は?・・・

  • ルアーアルアーサイズを変える 大~小 全て試してみる
  • アクションを変える 静~動 全て試してみる

居てもなかなか反応が無い時はルアーサイズを小さくしてアクションは小さくするのが有効な場合が多いが、逆にルアーを大きく、動きを早くする事で、その反応の悪いアジに口を使わせる事が有効な場合もあります。

 

【有効なアクション】は?・・・

アジの【状態】によって変わるということ

 

アジの状態は?・・・

アジの状態を左右する要件として考えると・・・

  • 水温
  • 季節(産卵)
  • ベイト
  • 潮流
  • レンジ
  • 個体の大きさ

その【状態】を見極めるのは簡単ではく、アングラーとしては実際に全てのアプローチとアクション等を試してみる必要があります。

また、『このアクションの方が反応が多い』というモノはありますが、『このアクションでないと釣れない』というモノはありません。

それを踏まえると『1匹釣ったところでベストな釣り方は解らない』という事を認識しましょう!

リトリーブでたまたま1匹釣れたとして

『今日はリトリーブが良い!』というのは早計な考えです。

全てやり切ってから判断する事が大事。

特に回遊性の強いアジ、『その時にたまたま回遊した』からその釣り方で釣れたのであって、最適解は他にあるかも?と考えることで釣果は必ず増えます。

 

アジングにおいて『におい』は有効か??

先に書いた通り、ルアーフィッシングにおいて魚が口を使う1番の要素は【動き】であり、アジングも同じである。

私の経験では『におい』の付いているワームの方が反応が良かったという経験は1度も無いのが現実です。もちろん『におい』付きのワームでも釣れます。

また、そのワームに付いている『におい』が本当にアジに有効か??という疑問は持つことは必要かと。

👆これはリアルに餌釣り(胴付き仕掛け)で餌・におい無しワーム・におい付きワームで検証すれば即結果が出ます。

 

 

まとめ

  • アジングはフィッシュイーター傾向の強い状態で成立している
  • 釣ろうとしている対象魚のフィッシュイーター傾向を考える
  • フィッシュイーター傾向の弱い魚は『選り好みする状態』になりやすい
  • 大きい個体ほど餌に対する選り好みは少なくなる=何でも良くなってくる
  • 小さい個体のアジ(20㎝以下)は動き以外の臭覚・味覚・色・形・大きさで餌を選り好みする事がある

 

 注意 フィッシュイーター傾向が強い=小魚を食べているではない。動くモノに積極的に反応したり、動きに対して口を使っている状態。

 

以上、考えている事の10分の1くらいしか文章に表現できていませんが、今回の内容を頭の隅に置いてアジングをすることで必ず釣果は上がり、もっと釣りが楽しくなると思いますよ!

 

おまけ・・・

魚食傾向が一番強い我が家の・・・・

いや・・・

妻が一番かも・・・

 

次回は・・・

『釣れない・釣れる理由を正しく知る』

3項目目の

【人間の心理と業界】をお伝えしますのでお楽しみに!!

MIZAR  代表 中村 剛士

 

 

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