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前回の記事の続きです
この記事を読む前に前の記事【チタンティップロッドの性能Vol.1】を必ず読みましょう!
どうも!MIZAR代表の中村です。
今回は具体的に【チタンティップロッドの性能】を掘り下げてみる。
10数年前・・・
どこの有名人が発したのか知らないが・・・・
『アジングロッドは感度が命!』
『アジはシビアなバイトを感じるロッドじゃないと釣れない!』
『吐き出すのが早いので瞬時(0.3秒)以内に合わせないと掛からない!』
といった、まあデタラメな情報が蔓延していた・・・
というか、未だにそんなデタラメな情報を目にすることがある。
そしてそのデタラメな情報によって一般アングラーの認識が間違った方向へ進んでしまい・・・
結果、【アジングで釣果を上げる大切な事】を考えなくなり・・・
『感度!感度!感度!!』
高感度ロッドさえあればアジが釣れる!という思考に誘導された・・・
ここでハッキリと伝えておくと
1万円以下のロッドでもMIZARの高額なロッドでも・・・・
『バイト感度による釣果の差はほぼ無い』
ここでチョッと雑談・・・
2015年3月号
腰が抜ける訳が無い・・・
『第1次ロッドビルドブーム』を巻き起こした『海猿』
釣り業界の注目集めこの記事の取材の受けたのが2015年・・・
9年前の話しだ・・・
上の画像真ん中のロッドは未だに現役である。
さて・・・
この取材で『チタンティップのメリットはバイト感度!』みたいな腑抜けた話しはしていないのだが・・・
『腰が抜けるぜ!金属ティップ!』って・・・
ま、これがREAL誇張・・・
人間を釣る為には仕方なかったのだろう・・・
本題に戻る・・・
現在、釣り具屋さんに置いてあるアジングロッドならば1万円だろうが10万円だろうがバイト感度による釣果の差はほぼ無し。
確かにロッドによってそのバイトの伝わり方の違いはある。
『大きい』『小さい』や『チッ』が『コンッ』になったりする。
そのバイトの強弱でさえラインテンションの強弱の違いで性能が逆転する事がある。
👆これ、誰も教えてくれないよね??
理解している方!天才認定!!
という事でもう一度・・・
【ラインテンションの強弱の違いでバイト感度性能は変化する】
そして
『バイト感度の違いで釣果は変わらない』
これが現実であり、真実であると私は心から思っている。
ここまでさんざんアングラーさんが『感度盲信者』に陥らないように説明したのは全て
『本当に釣果UP必要な思考』
を身に付けていただきたい、その妨げになるのが『感度至上思考』だからです。
これはロッドに限らず、ライン、ジグヘッド、リールにも同じことが言えますね。
バイト感度についてはまだまだ書きたい事はありますが、ならば何故?MIZARはロッド性能に拘るのか?って考える方も多いかと思います。
はい、それは『魚釣り』で最も重要な事
【魚の捕食範囲に餌、ルアーを確実に届ける】
この性能=操作感度=荷重変化感度がアジングにおいて釣果を上げる為に最も重要なロッド性能だと私は考えています。
ただし、アジのレンジが浅い場合や食わせのアクションが早い場合はこの荷重変化感度性能はほぼ必要ない性能です。
簡単にアプローチが出来るアジング、【魚の捕食範囲にルアーを確実に届ける】事が可能なアジングであればロッドは正直何でもOK!という事です。
という事で、ようやくチタンティップロッドの性能の本題へ入ります。
私がアジングロッドに求める荷重変化感度性能が必要な理由を解説します。
①【比較的軽いリグを確実にアプローチすること】
②【微妙に動かしたい時、動かしたくない時のリグ操作を確実にすること】
③【潮の変化を感じること】
この3つを正確に遂行する事がアジングで釣果を出す為に最も重要であり、ソリッドやチューブよりも遥かに高い性能がを持っているのがチタンティップだと感じているからです。
とはいえ、ソリッドティップでもこの3つを捉える性能が無い訳ではないし、この性能が無くてもアジを釣る事は出来ます。
感覚的に荷重変化を感じなくてもイメージやカウントダウンでアジのレンジに入れればアジは釣れます。
しかし、チタンティップロッドを使い、イメージしながら実際に手元の感覚で感じながらアプローチ出来ればそれは更に正確なアプローチとなり、楽しさは倍増すると感じます。
また余り知られていない性能として・・・
口を使いづらい状況、特定の動きでしか反応しない状況の時・・・・
荷重変化感度の高いロッドは動かしすぎたり、ラインテンションの強弱が解らずに沈めすぎたり、浮かせすぎたりするデメリットが少なくなります。
要するに、アングラーが狙おうとする
- レンジ
- アクション
- 速度
- 方向
これを正確にする、狙い通りのアプローチする事が可能になるのがチタンティップロッドだという事です。
今回はここまで・・・
Vol.1の【性能の定義】とこの記事を読んでいただければ少しは理解していただけたのではと思います。
次回!チタンティップの性能 Vol.3
その特性を更に深堀りしてお伝えします!!
お楽しみに!
最後までありがとうございました。
MIZAR 代表 中村 剛士